症状:顔が動かない
突然左右どちらかのお顔の動きが悪くなる病気です。
目が閉じづらかったり、食べ物飲み物が口からこぼれ落ちてしまったりします。
原因は、単純疱疹(ヘルペス)ウィルスによって顔面神経(顔の筋肉を動かす神経)に炎症が起きる事ではないかと考えられていますので、抗ウィルス薬を使用したり、ステロイドで神経のむくみをとる治療を行ったりしていきます。
なお、治療開始は発症からなるべく早い方が良いと言われていますので、おかしいなと思ったら早めの受診をお勧めしております。
また、麻痺の程度が強かったり糖尿病などの持病をお持ちだったりする方には、入院での治療をお勧めする場合があります。
症状:顔が動かない、聞こえづらい、めまい、耳や頭の表面の痛み
Bell麻痺の症状の他に「麻痺と同じ側の耳の聞こえづらさ・耳や頭の表面の痛み」、そして「めまい」などが加わった病気です。
治療や対応としてはBell麻痺とほぼ同様ですが、場合によって皮膚科の先生にもみて頂く必要があるケースもあります。
また、一般的にBell麻痺に比べて改善率が悪いと言われています。
大事なのは、Bell麻痺と同じ様に、気が付いたら早期受診する事になります。
症状:耳の下が痛い(基本片側)、腫れた、発熱
耳下腺は唾液を作って口の中に送り込むのが役目です。
しかし、口の中からウィルスや細菌等がさかのぼって耳下腺にたどり着いてしまい、感染を起こすとこの病気になります。
軽ければ内服治療のみで改善しますが、重症な場合や膿がたまってしまっている場合は、総合病院などで処置や点滴が必要になります。
症状:耳の下が痛い(両側もしくは片側)、腫れた、発熱
4歳前後位の小児に多く、急性耳下腺炎のうちムンプスウイルスが原因のものをいいます。
ムンプスウイルスは感染力が強いため、学校保健安全法で
「腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止」
とされています。
有効な抗ウィルス剤が開発されていないため、発症時は症状に応じての対症療法と安静で軽快を待つという対応になります。
予防としては、集団生活に入る前にワクチンで予防しておくことが現在取り得る最も有効な感染予防法であるとされており、ワクチン接種によって概ね90%前後が有効なレベルの抗体を獲得するという報告があります。
症状:急性耳下腺炎の反復
1~6歳頃にかけて、急性耳下腺炎を繰り返してしまう病気です。初回は他の耳下腺炎と診断されることもありますが、繰り返していく中で初めて診断がつきます。
年齢が上がっていくにつれて段々と回数が減っていき、思春期頃には改善します。
症状:耳の下にできもの
耳の前から下にある耳下腺という臓器にできる腫瘍です。
MRI、超音波検査、細胞の検査などを行ってどんな種類の腫瘍なのかを診断していく必要があるため、対応可能な病院をご紹介いたします。
症状:顎の下が痛い(基本片側)、腫れた、発熱
顎下腺は唾液を作って口の中に送り込むのが役目です。
しかし、口の中からウィルスや細菌等がさかのぼって顎下腺にたどり着いてしまい、感染を起こすとこの病気になります。
軽ければ内服治療のみで改善しますが、重症な場合や膿がたまってしまっている場合は、総合病院などで処置や点滴が必要になります。
症状:顎の下にできもの
顎の下にある顎下腺という臓器にできる腫瘍です。
CT・MRI、超音波検査、細胞の検査などを行ってどんな種類の腫瘍なのかを診断していく必要があるため、対応可能な病院をご紹介いたします。
症状:顎の下の腫れ、耳の下の腫れ
「顎下腺から口の中へ唾液を流す管」もしくは「耳下腺から口の中へ唾液を流す管」の中に石ができてしまうことにより、唾液の交通渋滞が起こってしまう病気です。
耳下腺は非常にレアケースで、ほとんどは顎下腺の唾石になります。
食事中や唾液の分泌が増えた時に急激に腫れがでますが、多くの場合は唾液の分泌量の低下と共に速やかに消退します。
酷い場合は感染を起こし、投薬や処置が必要になるケースもあります。
小さい場合は自然排石を待つことも可能ですが、大きさや位置によっては根本的な解決のために石の摘出が必要になります。
症状:首が痛い(鎖骨上真ん中あたり)
ウィルス感染によって甲状腺に炎症を起こした状態で、風邪を引いた1~2週間後に多いと言われています。
血液検査や超音波でチェックを行い、痛み止めやステロイド薬にて治療を行います。